そんなわけでブッダ・ガヤーという村にいる。
ここは2500年ほど前にブッダが悟りを開いたところで、仏教の聖地。
世界各国の様式の仏教寺が建ち並び、世界各国の仏教とが訪れる町なのである。
おれは高校の図書館で高1の夏休みに借りた手塚治の「ブッダ」の最終巻を借りパクし、未だ部屋の奥に眠らせているほどの男なので、ここブッダ・ガヤーを是非訪れたいと思っていた。
いざ来てみると仏教関係の名所はもちろん、村ののどかな風景がなかなか良い感じだ。
しばらくのんびりしようかと。
気になるのは、数日前におれの泊まってるホテルの近くで、夜出歩いてた外国人が強盗に刺されたということくらいだ。
南無。