広末涼子草薙剛が出てるドラマを観た。



ギター弾いたりパソコン触ったりしながらちらちら見てるだけだったので、ストーリーとか詳しくわからないけど、昭和の若者同士の悲しい恋物語のような感じだ。
実際にあった話を基にしたフィクションとのこと。



で、このドラマ、時代設定が1960年代から70年代くらいだろうか。



結構セットとか、出演者の服装とかが細かいところまで良く出来ており、昭和のニッポンのリアルな姿を描き出している。
それを眺めていると、「ほぉーーー」とため息がもれてしまう。



おれ自身が生まれるもっともっと昔の日本の姿に、懐かしさとともに、なぜだか異国情緒を感じる。




自分の国に異国情緒を感じるとはおかしな話だが、実際に今現在の生活とは全く無縁の世界なのだからしょうがない。



着流しを着たおっさんや、扇子で顔をおあぎながら歩く女性たちなど、今は見られない風景。



いやー、この頃の日本を、旅行してみたいなー。



そんなことを考えてしまう。
まあ絶対無理だけど。



多分、おもしろいんだろうなあーー。



最近の昭和ブームとか、戦後〜高度経済成長〜バブル崩壊みたいな流れを振り返るメディアが多くなってきていると思う。
すさまじい経済成長と引き換えに、決定的な何かを失くしてしまった現代の日本社会が、元気だったあの頃を懐かしんでいるのだろうか。



おれらが発展途上国(特にアジアの)を旅するとき、町並みや人々に妙な懐かしい感覚を覚えてそれを求めてまた旅をする、それもその流れの一環なのか。



どっちにしろ、日本はもう昔には戻れない。
新しい社会のあり方を模索していくうえで、過去を振り返るという過程は必要だろう。
これから良い方向に向かってくれるといいけどね。











ドラマからこんなこと考えてしまった。
要するに、おれはヒマなのだ。