著作権法改正に伴う輸入盤の輸入規制問題について

このことについて知ったのは先月だったか先々月だったか。
最初はとても信じられなかったが、よく知れば知るほどに現実感が増していく。
まともに議論された様子のない参院通過や、背後に見え隠れする大手レコード会社の利益への執着なんかに吐き気を覚えつつ。




が、しかし、立ち止まって考えてみるまでもなく、おれには積極的にこの改正案に反対する理由に乏しいとも思う。
洋楽が大好きだが、聴くのはそこまでメインストリートから遠ざかった音楽ではない。
言い換えれば日本盤が容易く手に入るものが多数だ。
最近は意識してレゲエなど色々と聴いてるものの、まだまだ初心者レベルだし、所有CDの半数以上は日本盤だ。(中古で買ったのが8割くらい占めてるけど)
それを踏まえると、仮に法案が通って輸入盤が規制されてもおれ自身へのの実質的な損害は微々たるものに過ぎないのかもしれない。
CCCDはクソ喰らえだが。あれは本当に使えない。




だが、仮にも社会の構成員である立場として、企業や政府の利益追求の一環として自分の生活に損害を被るのは到底納得できない。
この法案が通り、輸入盤の流入を防ぐことで大手レコード会社が競争相手無き市場において日本盤の値段をつり上げ、おれらが多く金を払う羽目になり、レコード会社が甘い汁を吸うような構図には虫唾が走る。
このような場合おれはMP3収集に走るだろう
そういった意味では断固反対なんだが。




結局、法案が通らないに越したことは無い。
上のような複雑な心情ながらも結果の行方には注目している。



大学でプレゼンテーションの授業があるのでこの問題をテーマにしてみたり。




「海外盤CD輸入禁止に反対する」http://sound.jp/stop-rev-crlaw/ ←興味ある人はここへ。