ケーブルテレビの体験番組みたいのでビートルズの「across the universe」をフィオナ・アップルがカヴァーしてるPVが流れてた。
おれの好きな曲なんだけど、なかなかええじゃないか。映像もおもしろかった。


ビートルズの中期から末期にかけての楽曲がすごくいい。
特にジョン・レノンの曲。珠玉の名曲が多いと思う。
個人的には、あの時期のビートルズには「遊びまくって徹夜した後の早朝の帰り道の感じ」をおぼえる。
遊び疲れた疲労感、変に高いテンションと、馬鹿騒いだ後の静寂による虚無感が同居した雰囲気。
バンドの精神状態によるものだろうけど。崩壊に向かっていく感じというか。
初期のキャッチーなラブソング、中期の重厚でサイケな「孤独のうた」を経て、疲弊しながら吐き出されたシンプルなロックンロールは、様々な感情を抱えて混沌とした人々の心にただ魅力的に鳴り響くんだろう。