焼肉パーティー

日記書いてたら間違えてブラウザを閉じて全部消えた。
shit!


昨日、ってか今日の早朝、爆笑事件が起きた。
朝5時ごろ、おれはバイト先の焼肉屋で仕事後、店長と焼肉を食っていた。
2人でもりもり焼いては食っていると、ピンポーンと鳴るはずのない音(お客が入ったときに鳴るやつ)が、鳴った。
見ると、料理長が入ってくる。
やばい!!
肉は料理長に無断で冷蔵庫から持ち出して食ってる。
しかも店長と料理長には以前から確執がある。
狂牛病で売上下がって人件費削減やらなんやら言ってるなか、お気楽に、しかも無断で店の売り物をバイトと一緒にばくばく喰っていた」現場を宿敵に見られるのは彼の立場上確実にまずい筈だ。
おれと店長は目を見合わせた。
すると彼はおもむろにまだ焼いてない肉をテーブルの下に隠しだした(笑
せめて被害を減らそうという空しい努力だ。
しかし、火にかかった網の上にはまだジュージュー音をたてて大量の肉が焼かれている。
どうすることもできないおれ達。店長は「あー」とか言いながらあたふたしている。
おれらのいるボックス席まで料理長が来て、思いっきり目が合った。
「うお何やってんのこいつら」という顔だった。
どうなるかと思ったが、意外にも奴は何も言わずにトイレへ行ってしまった。
一安心するおれとは対照的に、店長は「あー畜生」とか言いながらテーブルに突っ伏した。
わらけるくらいの落胆ぶりだった。
とりあえずおれは焦げそうな肉を食ってると、店長が「あーもう腹いっぱいだ。お前食え」とか言いながらおれの皿に肉をのせまくってくる。
おいおいおれの皿には肉がてんこ盛だっての。
ってかあんた、さっきまでめちゃめちゃ食ってたやん(笑
おれが「腹がいっぱいじゃなくて、胸がいっぱいなんじゃないんすか」と言うと店長は「そうかもな・・・」と消え入りそうな声で言った。
可哀相なくらいの意気消沈ぶり(笑
おれが山のように積まれた肉を一生懸命食ってると、店長は空いた皿や茶碗を下げだした。
しかもそのまま洗い場で洗ってる(笑
いつもはおれらにやらせて自分じゃ絶対そんなことしないやん、あんた(笑
おれは笑いをかみ殺すのに必死だった。
肉を一通り食って片付けると、料理長は厨房で新聞読んでいる。
どうやら「見なかったこと」になったらしい。
店長と料理長は終始一言も喋らなかった(笑
もちろんおれもね。
そのまま店を出て店長と別れてから独り爆笑した。


なんつーか、おれがもう「このバイトどうでもえーわ」って思ってるからこそ笑えたんだけどね。
仮に料理長がキレて、クビんなってもそれはそれでおもろいかなーなんて思っちゃったし。
何よりもおれは奴が嫌いだ。